かつおぶし摂取で食欲抑制効果
私たちが普段何気なく食している「かつおぶし」には、タンパク質を主成分に各種ミネラルやビタミン、必須アミノ酸を含む20種類のアミノ酸といった栄養成分が豊富に含まれています。
そのアミノ酸のうちヒスタジンというアミノ酸には実はダイエット効果関係あるようです。
ヒスタジンを摂取しますと脳内で『ヒスタミン』に変化します。
この『ヒスタミン』がダイエットの手助けになる事がわかってきました。
なら初めから『ヒスタミン』を取ればいいのでは?となりますが、ヒスタミンは血管脳関門を通過することができません。
そこでヒスタジンです。
ヒスタジンは血管脳関門を通過できますので、脳内で変化した『ヒスタミン』となり満腹中枢のひとつを刺激し満腹感が得られる仕組みになります。
脳内にヒスタミンが増えると食欲が減り、ヒスタミンが減ると食欲が増すという仕組み。
また『ヒスタミン』は噛むという行為でも増やすことが出来ます。噛んだ刺激が脳内の結節乳頭核という部分に届いて『ヒスタミン』を量産してくれます。
噛む行為を治療に取り入れているのが肥満治療の『咀嚼(そしゃく)法』です。これは食事の際、1口につき30回噛んでから飲み込むことを目標としています。慣れるまでは大変ですが、慣れてくると自然に出来てくるようになります。
食事を我慢するのではなく、上手にヒスタジンが含まれている食事を30回噛んで食することで、満腹感を高めて自然と食欲を抑える事ができれば・・・ダイエット成功!!に近づいてきますね。
このヒスタジンは赤身の魚に多く含まれていますが、かつおのヒスチジン含有量は群を抜いていますので、加工して出来上がったか「かつおぶし」でも効果に期待できます。